数年前ですが、韓国の「東大門市場（トンデモンシジャン）」と「南大門市場（ナンデモンシジャン）」に仕入れ旅に行ったことがあります。
とはいっても、韓国旅行兼仕入れの旅、という感じでしたが、「仕入れ目的」ではなくてもとても楽しい買い物ができる場所なので、体験記をつづりたいと思います。
眠らない街「東大門市場」
東大門市場はおよそ1万7千店もの問屋が密集している問屋街。
1日に100万人ほど訪れ、地元バイヤーはもちろん、海外バイヤーも仕入れに通うエリアです。
近代的な大型ファッションビルと昔ながらの問屋市場が混在していますが、問屋は夜からの営業なので、夜から朝方まで活気を帯びています。
大型ショッピングモールのような「DOOTA MALL」や「ミリオレ」「東大門総合市場」内には、小さく区切られたスペースに所狭しと業者が並びます。多くの場合、大したディスプレイはなく、簡単に洋服がかかっている程度。接客もほぼありません。（一般客を相手にしている通常のショップと卸売りエリアがある）
気に入った商品があれば、価格やロット数を交渉するのでしょうが、素人の日本人である私たちはなかなか声をかけられず＾＾；
ビル前や道には卸業者さんの人人人！物物物！！
夜も深くなってくると、観光目的の人よりも仕事の方が増えてきます。
背中に大きな荷物を抱えて歩く人、スーツケースやビニール袋を抱えて歩く人・・
大量の洋服がぎゅうぎゅう詰めになった袋、袋、袋！！
卸業者が山のような商品を搬入するため、人の行き来が激しくなります。
殺気立つ雰囲気に圧倒されてしまいますが、それもナイトマーケットの名物といえるでしょう。
行きかう女性がかわいい♪屋台で一休みも♪
全体的にごちゃごちゃとしていて、近代的なビルと小さくて（汚め）の屋台風市場が混在している街、「東大門市場」。まぁー、人人人ですよ。
エネルギッシュな人々に圧倒されてしまいます。
街歩きをしていて感じたのが、おそらくショップの店員さんだと思うのですが細くてかわいいーーー！！です。
みなさん、モデルさんみたい。びっくりです。
問屋街はプロの街。日本人だと相手にされない？
ファッションビルを夜中巡って、バッグや靴、アパレルをスーツケースいっぱい買ってきた私たち。
ただ、問屋の方々はほとんど日本語は通じず、ハングル文字も読めずで、私たちが利用したお店は比較的一般人向けに近いショップだったかもしれません。1点からでも普通に購入できました。
また、ゆっくりと指さしながら歩く私たちは「観光している日本人感」満々(笑)
「こんにちは～」とか「こんばんは～」とか「ホンモノソックリアルヨ～（なにが？）」とか声かけられます。
例えば、こういった市場では「高級ブランドに似たバッグやポーチ」なんかはよく見かけますが、規制があるようで、表向きは【偽物とバレバレ商品】が飾ってあるようです。
それに反応すると声をかけられ奥に連れていかれる・・みたいな。
私たちは、そのシステム？も良くわからず言われるがまま、その『本物そっくり』商品を見せる奥の部屋？に行ってしまいましたが、別に「いらない」とぴしゃっといえば、それ以上しつこくされることはなかったですね。
どうも、日本人だとバレると、「仕入れ」よりも「通常のお買い物」になってしまいがちなので、本気で仕入れに出向くなら、それ相当の準備をして（目的、ふるまい、持ち物、恰好）挑んだ方が良さそうです。
南大門はアパレルよりも食品やワゴンセールのようなイメージ
より「市場」感を楽しむなら「南門市場」です。
近代的な東大門市場よりも、ザッツ市場！のエリアです。
歩いたエリアにもよるのかもしれませんが、アパレルや小物よりも食品が多かった印象です。
例えば、韓国のりだけの店や香辛料だけ？昆布だけ？の店。所せましと商品が山盛りされているイメージでした。
ただ、ワゴンの中に山積みになった靴下とかは、束になって売っていて安い！
掘り出し物が見つかりそうだな、という印象でした。
韓国仕入れ旅行の思い出。グルメも熱いぞ！おいしかったホットックとカルクッス
仕入れ歩きからの一休みで、屋台でいただいたのはホットク（ハットグ）です。
チーズハットグのブームもありましたが、韓国ではずっと前からある屋台の味なんでしょうね。
小腹を満たすのにちょうど良く、歩きながらいただきました。
次の日、食べて好きになったのは「カルクッス」（カルグクス）。
日本でいう稲庭うどんのようなものですね。丸いお餅も入っていたような。
あっさりスープに麺。これが旅の疲れた胃袋を癒してくれました＾＾
仕入れた商品はどうした？
ただの旅日記になってきていますが、韓国での仕入れ旅は主にアパレルやファッション小物を仕入れてきました。
実物を見て購入してきているので、品質は問題なかったです。
ただ、日本人よりも韓国の方の方が華奢？なようでサイズが小さめかな？という印象でした(ものによる)
日本にはあまりないビビットなカラーのTシャツや靴、籠バックなどを仕入れ。
あまりにもたくさん仕入れてくると、入国のときに引っかかりそうなので「あくまで個人使用」の範囲内の量でしたね。
当時はネットショップを持ってなかったので、ヤフオクとオフラインのフリーマーケットですべて売れていきましたよ♪
あぁ・・また仕入れの旅に行きたいです。
ネット仕入れは楽ですが、刺激が少ないですものね＾＾
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